Jリーグと世界の差は?
このプレシーズンはPL王者マンC、EL王者チェルシー、ラ・リーガ王者バルセロナがこぞって日本にやってきました。
世界トップクラブの試合を日本で観れるというのはこれまでに無いくらい幸せなことだが、世界との差を痛感する試合でもあったのは間違いありません。
Jリーグのクラブが勝ったのは川崎(対チェルシー)のみで神戸、マリノスは負けてしまった。
今回は僕がこれらの試合、今までJリーグや海外のリーグを見て感じた差について今回は話していきたいと思います。
サイド→サイドへの流れ
一番感じるのはサイド→サイドへのパスです。
Jリーグの場合は多くが一度中盤を中継しサイドチェンジします。
またはセンターバックを経由しサイドチェンジ。
しかし海外では中盤、センターバックを経由せずにサイドチェンジする場面が多く見られます。
高いレベルが要求される
このサイドチェンジには高いレベルが要求されるのは想像がつくと思います。
正確でスピードのあるキック、確実に止める技術が要求される。
キックがズレてしまうとそのまま相手ボールになってしまうかもしれないし、味方選手がトラップしにくいパスになってしまう。
一方で正確なパスが来てもトラップが乱れてしまうとそのままカットされカウンターを食らう可能性がある。
パスの出しても受けれもハイレベルが要求されます。
またパスを出す前に確認すること(視野の広さ)も必要です。
海外ではこれが一般的だが、日本ではそうでは無い。トラップの精度は高いかもしれないがパスに問題があると私は思ってます。
中盤を経由する場合にはスピードも求められます。
スピードが無いと簡単に取られてしまいますし、日本人はロングキックが苦手な人が多いように感じます。
また何よりもビビって出さない選手が多いように感じます。
一発でサイドチェンジ出来れば良いことだらけ
では一発で精度チェンジするメリットはどこにあるのでしょうか。
それは相手に考える時間を与えないということだと思います。
このまま一発でサイドチェンジ出来れば相手のディフェンダーが準備する前に空いたスペースに直ぐにパスを出せます。
しかし一回中盤を経由するとその分無駄な時間を与えてしまうことになります。
それによりディフェンダーはスペースに走り込む選手を警戒することが出来てしまいます。
またスペースではなく足元にパスを出したとしても相手はボールが動いた分だけスライドしないといけません。
その間にマークのズレが生じてチャンスが生まれることもあるのです。
動く幅が大きくなればなるほど相手ディフェンダーはマークを受け渡すのでズレが生じてしまうのです。
Greatest Long Passes In Football History
この動画のように直接パスを出せれば例え自陣エリアにいたとしてもチャンスを迎えることが出来るのです。
時間を掛けずに攻めることが大切
ポゼッションを高めるチームでも時にこのようなサイドチェンジをします。
それは攻撃に変化を与えることもありますが、それがゴールに直結するということを知っているからです。
もし日本のサッカー界でもこれが出来るようになれば攻撃のバリエーションが増えるかもしれません。
もちろんこれだけが世界の差というわけではありません。
これも差の一つだということを覚えておいてください。