なぜハーフスペースはチャンスが生まれやすいのか
ハーフスペースというエリア
グアルディオラ監督がバイエルンを率いている時に彼はピッチを縦に5つに分けるという画期的なアイディアを思い浮かべました。
それがよく言われる5レーン理論です。
(出典:https://www.footballista.jp/special/37355)
この画像にあるハーフスペースというエリアに彼は注目しました。
多くのチャンスシーンやゴールシーンはこのハーフスペースを介して生まれていることがわかったのです。
ではなぜこのハーフスペースが重要なのでしょうか。
誰がマークに付くのか
ハーフスペースに選手がいる場合に誰がマークに付くのかという問題が生まれます。
例えばこの画像のようにハーフスペースに敵(白丸)がいるとディフェンダー(赤丸)は誰がマークに付くのかという問題になります。
これは2トップ(白丸)の形にしていますがワントップの場合はFWの選手やMFの選手がこの位置にポジションすることもあります。
サッカーはポジションは決まっていますが、試合中だれがどこにポジションを取るかは選手の判断に任せる部分がほとんどです。
つまり選手の位置は常に変わるのです。
そうなると誰がこの間に来た選手にマークを付くのかという問題が出てきます。
いわゆるお見合い状態に入ってしまうのです。
このスペースが危険
ハーフスペースがチャンスが生まれやすい理由のもう一つはスペースが出来やすいということです。
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白い円のところはチャンスが生まれやすくここに白丸の選手が流れ込むことで新たに真ん中にスペースが生まれます。
移動した白丸選手が シュートを打てればチャンスですし、打てなくても真ん中にスペースが出来るのでそこがチャンスになります。
これは止まった画像で出来るだけわかりやすく説明していますので、なかなかこのシーンを試合中に見ることはありませんが、このハーフスペースを上手く活用すれば相手のディフェンダーが混乱することは間違いないのです。
スペースに選手が走り込み新たなスペースを作っていくことが大切なのです。